「なにこれ楽しすぎ」←独立して1か月の所感

約17年間の会社員時代にピリオドを打ち、「伝わるメディカル」を名乗り独立・開業してみて1か月が経ちました。この1か月間で感じたことを振り返ってみたいと思います。フリーランスに興味のある方の参考になれば。

孤独と自由はバーターの条件ではない

1か月前の私は、ブログ記事で「一人だけの孤独に耐えられるのか…は、かなり不安」と書いていました。寂しがり(中等度)&かまってちゃん気質(軽度)と自己分析していたので、これが独立・開業において最大のネックであろうと考えていたのです。

でも、実際に蓋を開けてみると……全く問題なし!むしろ毎日が楽しくて仕方ないレベル。「自分の人生を生きてる」って感じです。

独立したのは成したいことを成すための「自由」を得るためでしたが、そのバーターとして一人になる「孤独」に耐えないといけないと思っていました。実際に独立してみて思ったのは、会社員時代の「同僚=仲間」という構図以外にも、個人事業主同士の仲間意識、経営者同士の仲間意識などがあることを知りました。

また、以前の人脈に様々な面で救われています。お仕事をいただけるという経済面だけでなく、チームの一員として仕事に関わらせていただける機会もあって、そのことも孤独感の軽減に大きく寄与しています。また、かつて所属していた会社の人との関係性も、「他の会社の人」ではないので、より個人性が強調され、より距離が近くなったような気が(一方的かもしれませんが)しています。

「平日昼間のジム通い」という贅沢

1か月前は、通勤がなくなることで圧倒的な運動不足になるのではないかと懸念していました。自宅近くのジムに入会したものの、本当に行くのか我ながら自信がなかったです…。しかし、実際には頻度高くジム通いを続けられています。外出予定のない日はほとんどジムに行けてますね。

時間拘束で給料が算定される会社員とは違い、フリーランスは出来高払いなので、アウトプットさえしっかりしていれば何をしていても自由です。この違いは本当に大きいですね。

記事の構成を考えるときなどは、デスクにしがみつくよりも、ジムで自転車を漕いだり、歩いたりしながら考えた方が効率が良いときもあります。また、先方の確認待ちや、原稿を書き終えていったん気持ちを離した方がいいときなど、ジムにいって身体を動かせるタイミングはけっこうあります。

なにより、平日昼間のジムは空いています。私が通っているジムはビジネスマンが多いのかもしれませんが、貸し切り状態になることもあります。ゆったりと好きな運動ができるので贅沢な時間です。フリーランス万歳!

経理はクラウドサービスでさらっと

フリーランスになる人が心配するのは、税金や経理などの事務処理があります。私も心配で心配で、税務署に行って「どこから脱税になりますか?」と聞いてみたり、経営者や会計事務所に勤める友人にアドバイスを求めたり、税理士と契約するか、青色申告会に入るか、などと真剣に検討したりしていました。

でもまあ、フリーライターのお金の動きなんて大したことはありません。会計クラウドサービス(freee)を使って、週イチくらいで領収書を入力しておけば、あとは自動的にやってくれるらしいので、お任せしてます。

「フリーランスは事務処理が大変」とよく言われますが、会社員だって出張などの経費精算や取引先の請求書処理などをしなければいけないわけで、個人的にはそれらと同じくらいの負荷だなあと感じています。

会社の看板は独立してからも有効

また「フリーランスは信用を得るのが大変」というような話もありますね。確かに住宅ローンやクレジットカードを作るための信用はないと思います(トライしたことはないが)。でも、その人の仕事に対しての信用は、それほど毀損しないし、むしろ良くなるのではないかという印象です。

「会社の看板がないと仕事が回ってこない」という話もよくありますが、私の場合は有難いことに、むしろ独立してからの方が会社の看板を活用できていると思っています。

面白いと思ったのは「もともとあの会社にいて、独立したんです」という説明を聞いて、マイナスに解釈する人がいない点です。むしろプラスに受け取ってくださる人が多い。「局アナが独立するのと同じだよね」とおっしゃった方もいます。つまり「独立できるほど仕事がデキる人」と思ってもらえる。実際は仕事ができる/できないに関わらず、誰でも開業することは可能なのですが…。

このような勘違いは「あの会社をあえて辞めて独立…」という部分に大きく起因するのかなと考えています。これって会社の看板があってこそですよね。マジでサンキューM3!

結論:独立して良かった

以上、起業して1か月の所感でした。結論としては「独立して良かった」の一言です。会社員からフリーランスへの転身をご検討されている方には、フリーでやるための社会基盤や理解は、思っている以上に進んでいるので安心して飛び込んできやがれ、と申し上げたいです。

また、今までに出会ってきた方々に対しての感謝の念は、日を追うごとに大きくなるばかりです。私がお役に立てることがあれば、全力でお返しさせていただきたいと思っております。本当にありがとう。これからもよろしくね!

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