「覚悟を決めるとき」←独立して6か月の所感

約17年間の会社員時代にピリオドを打ち、「伝えるメディカルライター」として独立して6か月が経ちました。前半の3か月間はけっこう「フリーランスらしさ」を満喫していたのですが、後半の3か月間は……。フリーランスに興味のある方の参考になれば。

連休?週末?なにそれおいしいの?

フリーランスとしては死ぬほど有難いことに、各方面から途切れることなくお仕事を頂戴しております。自由の代償として、収入の不安定さは覚悟しておりましたが、今のところその心配はしなくて済んでいるので、本当に本当に本当に有難く思っております。特に品川、渋谷、赤坂エリアには足を向けて寝られませんし、毎朝その方向へ二拝二拍手一拝しています。……まぁこれは嘘ですが、〆切に間に合うよう原稿を提出しておりますので許してください。

独立して半年の区切りなので、これまでに書いた原稿の本数を請求月別にざっくり集計してみました。(※原稿執筆のみ。構成案やコンサルティング、ライター教育を除く)

  • 1月:7本
  • 2月:4本
  • 3月:12本
  • 4月:15本
  • 5月:28本
  • 6月:29本

数字で見ると明確ですね。そりゃ5月以降は休みが取れないわけだ……。5月からは平日・土日の区別なく毎日稼働してましたが、そこはフリーランスの特典で、仕事をしているといっても長時間拘束されるわけではないので、体力的には余裕です。残業や休日出勤が続いたときの「身体が悲鳴を上げている」感じにはまったくなってない。

ライティングは頭がハッキリした状態じゃないとできないので、ボーっとしてるなと思ったら昼寝するし、ゾーンに入っているならずっと書き続けます。このあたり、会社にいると就業時間や働き方改革の兼ね合いで難しいですよね。「自分のパフォーマンスが良いときに仕事をする自由」がフリーランスの最大の利点かもしれないです。

スポーツジムはどうした…?

そんな状態なので、独立してすぐは平日昼間に行ったりして大興奮だったスポーツジム通いの頻度が急降下しました。月額制で通い放題のジムなので、行けば行くほど1回当たりの単価は下がります。そこから考えると、5月6月のジムの時間単価は「超高級スポーツクラブ」にも引けを取らない高額になってしまっています。

品川エリアの会社の方に「最近忙しくてジムに行ってないぉ」と申し上げたところ、「仕事の忙しさとジム通いは関係ありません。ジムに行く時間を作る気があるかどうかです」と言われ、撃沈した次第です。

難易度がジワジワ上がってくるこの感じはなんだ…?

あと、前半の3か月と後半の3か月を比較して感じるのは、より難易度が高い案件や、総合力が求められる案件、思ってもいなかったような展開を見せる案件など、メディカルライティングにとどまらない分野にまでジワジワ広がりが出てきていることです。

もともとライティング以外にもコンサルティングやライター教育を業務メニューとして掲げていたので、分野の広がりは私にとって願ってもないことです。それにしても……それにしても斜め上な出来事が増えてきているような気がします。これってチャンスなのか?実はピンチなのか?

最近、とあるマブダチの編集者と呑みながらそんな管の巻きかたをしていたら、「自分では気づいていないかもしれないけど、周りから見たらもうあなたは『一歩踏み出してしまった人』なんだから、覚悟を決めないと」と言われてハッとしました。自分ではフリーランスになって働き方が変わっただけのような気がしていましたが、「伝わるメディカル」なんて大それた屋号を付けて活動する以上、すでに何でもアリの世界に踏み込んでいるんだった。

その言葉で迷いが吹っ切れました。1歩踏み出したなら、2歩3歩ビビりながら進むことも、何kmも全力で走り抜けることも、同じことだね。

結論:どうせなら行けるとこまで行こう

以上、独立して6か月の所感でした。正直に申し上げて、ビジネスとしては成功していると思います。もちろん自分の力ではなく、今までに出会った人々のおかげで成り立っている結果なので、いただいたチャンスに対して期待以上の成果物を出し続けて、本当に自分のものにしていかないといけないと考えています。

どうも会社員時代の観念から抜けられない部分があって、未知のものに対する恐怖心が頭をもたげてくることもあるけど、そんなときに力になってくれる人、アドバイスしてくれる人、応援してくれる人がいます。こう書くと、なんて幸せなフリーランスなんだろう。ビビってる場合じゃないじゃん。皆の力を借りて、行けるところまで行こう!

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