佐賀大学大学院先進健康科学研究科修士課程(医科学コース)に入学しました―社会人院生SAGA(1)

しばらく更新のない状態が続いていたのですが、この間になんやかんやありまして、本日(2021年10月1日)から佐賀大学大学院先進健康科学研究科修士課程(医科学コース)に進学いたしました!

仕事はもちろん辞めない(食っていけない)ので、社会人院生となります。しかも東京(自宅)⇔佐賀(大学)の遠隔での履修です。なかなかのハードモードでしょうが、(良い意味で)学生気分で頑張ります(*^▽^*)

漠然とした不全感の先に、SAGA

なぜいま院生なのか、なぜ佐賀なのか――?

直接の理由は「佐賀の先生にサクっと誘われたから」なのですが、もともと大学院進学に興味はありました。大卒(しかも成績悪い)の身には荷が重いように感じる仕事もちょいちょい来るようになりましたし、何より自分自身のレベルの低さを自覚しているからです。

仕事としてはこなしていますし、納品物への評価も合格点はいただいているとは思うのですが。なんか…漠然とした自信のなさというか、こんなアタチでごめんなちゃいという、そういう「不全感」があるんですよね。

その漠然とした気持ちは、おそらく進学することだけでは解決しないんでしょうけど、ちょっとは和らぐような気がする……というのが1つです。

学び直しってなんかカッコいいぜ、SAGA

もう一つは、生涯学習だとか学び直しだとかリカレント教育だとか、そういうのが単純になんかカッコいい!という下心やはり知識をアップデートしないとヤバいという恐怖感ですね。とはいえ、なにも「最先端の医学・医療を知るべし」とまでは思っていません。これまでもこれからも、広く浅くジェネラリスト的な知識でもって一般人や医療者向けのコンテンツを作っていきたいのですが、その「ジェネラリスト的な知識」ですら、もうベースが古いんじゃないかという危機感がじわじわと来てるのを何とかしたいと。

大学卒業したのがちょうど20年前。赤ちゃんが生まれて成人になるまでの時間があったわけです(驚愕)。その間に細かいアップデートはもちろん、かなりベーシックな概念までもが知らぬ間にひっくり返っていてもおかしくありません。

まあ、昔習ったことを間違えて覚えている可能性は120%あるし、何なら昔習ったことなんてサッパリ忘れている可能性も150%あるし、授業をサボっててそもそも習ってない可能性も200%ある。まさに「学び直し」じゃい!

指導してもらえることの喜びよ、SAGA

佐賀の某E先生に「You、院生なっちゃいなよ!」と言われた瞬間に「SAGAの院生に俺はなる!」と反応したのは、佐賀の酒がうまいからこの年にもなると、学生として甘え、チヤホヤされることの素晴らしさをしみじみと感じる(&昔の悪行を心より悔いていた)からでした。

社会人になると(新入社員とかは特別ですが)、誰も教えてくれんのですよ。間違っていても指摘されないし。導いてもらうということがない。特に自営業者(フリーランス)であればなおさらです。アカンかったら次の仕事はない。無言のフェードアウトです。

その点、学生とはなんと恵まれた立場か!学ぶ内容を用意してもらえる、教えてもらえる、質問に答えてもらえる、ちゃんと理解したか評価してもらえる、ちょっと出来が悪いと心配してもらえる……たぶん自営業者の対義語って学生なんじゃないかな?

つまり「他人の指導」というものに渇望した自営業者が、失ったものを求めて学生になったと。うん、書いててこれが一番しっくりくるぜ。

学生気分」というのは社会で嫌悪されるものですが、社会で1~2周回って再度の「学生気分」は、きっと一味違うんじゃないかな。学生として存在することの価値を分かったうえで学生をやったら、どうなるのかな…と、ワクワクしています。

単位をください、SAGA

……というわけで、さっそく履修単位などを確認してるんですが、、

ひとつ、社会人のみんなに言っておくね!

社会人が受ける学会とか研修会の単位は、半日とか1日で1単位もらえるからさ、何となくそんな気分で卒業に必要な単位数(60単位以上)をイメージしがちかなと思うんですけど~~

大学の単位は90分の講義を15回受けて、やっと1単位とか2単位やないか~~い!!!

1単位をゲットするハードルがすげえ高い!!!!!

そういえば大学ってそういうところだった!!!忘れてた!!!!!!

社会人で院生になろうとお考えの方はお気をつけください。。。

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