「友達の輪≒ビジネスの輪」←独立して3か月の所感

約17年間の会社員時代にピリオドを打ち、「伝えるメディカルライター」として独立して3か月が経ちました。この3か月間で感じたことを振り返ってみたいと思います。フリーランスに興味のある方の参考になれば。

自由人だからこそ「人をつなぐ」

開業前は気が付かなかったのですが、フリーランスって「人と人をつなぐ」ことをしやすいという特性があるみたいです。

例えば、それまでは接点がなかったA社とB社を引き合わせたり、C社の求める人材を紹介してみたり。私は複数の会社とお仕事をさせていただいており、各社の強みや課題を知る機会があります。そのなかで「こことあそこは利害が一致しているし、一緒にやれば解決できるんじゃない?」と思いつく。もちろん事前に両者の了解を得た上で、引き合わせることが数件ありました。

このようなつなぎは、どこか特定の団体に所属しているとやりにくいかもしれません。引き合わせる場に同席することも、時間の都合が付きやすいフリーランスならではかなと思います。お世話になっている会社や人が、私の紹介で何かうまく回っていくのなら、それはとても嬉しいことです。

メニューは多い方がいい

この3か月間で、目標の一つが達成できました。それは、事業の3本柱として掲げている「ライティング」「コンサルティング」「ライター教育」のそれぞれに該当する仕事を受けること。当初は、ライターなのでライティングの依頼は来るとしても、コンサルと教育は受注しにくいかなと予想していました。

勝因は何かと考えると……最初からメニューとして掲示しておいたのが良かったのかなあ。そうすれば自己紹介するときにそういう風に説明しますからね。

これってレストランで例えると分かりやすくて、本当は美味しい裏メニューがあったとしても、メニューブックに書かれていなければ注文されないってのと同じです。店主とよっぽど仲良くならない限り、書いてないメニューを注文する人はいないですよね。

売りたいものがあるなら、遠慮せずにドーンと書いておきましょう。

ライターでも自己資金は半年くらい必要

飲食店の例えでもう一つ、よく言っていたのは「ラーメン屋を開業するには店舗や材料などへの初期投資が必要。だがライターはPC一つあれば仕事ができるので気楽に開業できる」ということ。でも、この考えは甘かったです。今ではライターでもラーメン屋も同じくらいの自己資金の準備が必要だと思います。実際にはお金がかかるタイミングが違うだけなので。

どういうことかというと、ライターは納品型の業務なので、仕事してから報酬が振り込まれるまでのタイムラグが長いんですね。依頼時から数カ月後に銀行振り込みなんてザラです。その間の経費や生活費は自己資金で持ちこたえないといけません。逆にラーメン屋は初期投資こそ多いですが、開業してしまえば毎日のように客が現金を支払ってくれます。

これから独立するライターの皆様におかれましては、半年は収入がなくても生活できるくらいの自己資金(貯金)を用意しておくことをお勧めいたします。

結論:軌道に乗ってきた

以上、独立して3か月の所感でした。これまでを振り返ってみると「だんだん軌道に乗ってきた」という印象です。「仕事が仕事を呼ぶ」とでも言いましょうか。携わった仕事が、私を新たな人々との出会いや次の依頼を呼んでくれているような気がします。1つひとつの仕事に手を抜かずベストを尽くすのが最大の「営業活動」だと思って、引き続き頑張っていきます!

これまでに出会ったすべての人に感謝!

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